コミケなどの同人イベントに参加するサークルが、補佐として呼ぶ人物のことを売り子と呼びます。
ここでは「売り子をしてみたい!」「次のイベントで売り子をする!」という人に知っておいてほしい、基礎知識を紹介します。
売り子を雇ったサークルも、この記事を共有することでお役立て頂ければ幸いです。
この記事の内容
売り子になる方法

売り子になるには、「サークル主から頼まれる」「売り子を募集しているサークルに声をかける」の2種類の方法があります。
売り子には知人や友人を呼ぶことが多いですが、人が集まらなかった場合はTwitterなどのSNSで募集をかけられることがあります。
もし仲のいいフォロワーが困っていたら、声をかけてみましょう。
売り子をする上で大切なこと
「売り子をしたい」という思いが先にあるのなら、まずは自分でサークル参加をしましょう。
コスプレ売り子などの特殊事情がある場合も、少なくとも一般参加を経験しておきましょう。
サークル主やイベント規模によっては未経験でも採用される場合はありますが、一般参加しかしたことのない人をサークル参加の常識に従わせるのは難しいです。
同人アンコウ
もし、サークル参加未経験の状態から売り子をするのであれば、サークル参加や同人イベントの常識を把握しておく必要があります。
また、サークルチケットを目的とすることや、フォロー関係にない人の売り子募集に申し出るのはマナー違反です。
あくまで「サークルの手伝い」を前提とし、親交のある人に声をかけるようにしてください。
売り子を任されるということ
売り子が行う主な仕事は、以下の4点です。
- 設営の補佐
- 頒布の補佐
- お金の管理(売上・お釣り)
- サークルの店番
設営と頒布のサポートはできる範囲で頑張れば問題ありませんが、後者2点には責任を持った行動をしてください。
お金の管理について
同人誌即売会では、同人誌や同人グッズの対価としてお金を受け取ります。
頒布物の価格をしっかり覚え、会計の間違いを防いでください。
計算が苦手な場合は、電卓を借りる(持っていく)と便利です。
サークル主が席を外す際は、売上やお釣りを盗難・紛失することのないよう管理してください。
当たり前のことではありますが、売上はサークル主のものです。
店番について
事情を知らない参加者からすれば、売り子も「そのサークルのメンバー」です。
つまり、あなたの対応次第でサークルの印象が左右されることを肝に銘じておきましょう。
せっかく売り子として採用してくれた作家さんへ、恩を仇で返すことはやめてください。
暗い態度で接客すれば近寄り難いサークルという印象を持たれ、気持ちいい接客ができればリピートしたいサークルになります。

売り子の権限
売り子はサークル参加という体ではありますが、サークル自体はサークル主の所有物です。
これらの行為をはじめとしたスペースの私物化は、絶対にやめてください。
・許可なく自分の頒布物を置く
・頒布物を知り合いに無料配布する
・頒布価格を変える
・スペースで知り合いと話し込む
・サークルチケットを売る
・サークル主宛の差し入れを自分のものにする
・サークル主不在時、勝手に頒布物を読む
イベント参加当日の流れ
当日の都合がつかない場合、事前に郵送してもらう手もあります。
搬入荷物の受け取りや荷物の開封、スペースの設営などの補佐をします。
指示を待つだけではなく、自分から確認を取りつつ動けると良いですね。
サークル主の指示に応じて、頒布や年齢確認・列整理、買い出しなどを行います。
サークル主の指示に応じて、荷造りやゴミ捨て、搬出などを行います。
こちらの記事も参考にしてください。サークル参加当日!入場から設営完了、頒布開始までの流れ
サークル参加終了後、頒布終了から撤収までの流れ