同人イベントへのサークル参加に慣れてくると、ある程度余裕も生まれて取り置きを受け付けられるようになります。
取り置きとは、新刊などを他の参加者のために頒布せずに取り置いておくことです。
取り置きを受け付けることで、サークル参加で席を外せない人や、絶対にその本が欲しいという方に新刊を行き渡らせることができます。
ここでは、取り置きを受ける・頼む際に覚えておいてほしいことと、取り置き管理に役立つサービスを紹介します。
この記事の内容
取り置きをするときに覚えておくべきポイント
取り置きを受ける場合
受け付け範囲を設定しよう
より多くの人に本を届けたい一心で、すべての人を取り置き受付対象にしてしまうと失敗します。
「Twitterやpixivのフォロワー限定」「身内限定」「会ったことがある人限定」など、取り置きを管理できる範囲を設定しておきましょう。
中の人自身、すべての人を対象に取り置きを受け付けたことがありますが、受け取りに来ない人が少なからずいました。
また、数が多すぎて把握しきれず、取り置きに失敗したこともあります。
おすすめは、「サークル参加しているフォロワー限定」です。
サークル参加している面子はだいたい一緒なので、顔なじみになればなるほどスムーズに受け渡しができました。
取り置く数の上限を設けよう
取り置き依頼すべて受け付けていると、このようなことが起こり得ます。
・取り置いた頒布物が多く、邪魔になる
・どれが誰の取り置きなのかわからなくなる
自分の管理できる数を把握し、受け付け上限を設定しておきましょう。
いつ受け取りに来てほしいか伝えよう
取り置きを依頼した側は、取り置きの引き取りに適した時間はわかりません。
何時頃を目安に来てほしいかを、事前に相手に伝えておきましょう。
サークルやイベントにもよりますが、昼までは混雑しているため、昼過ぎ~撤収予定1時間前くらいの時間帯を設定しておくことをおすすめします。
中の人は、撤収したいのに取り置き分の受け取りがまだ…というシチュエーションに陥ったことがあります。
受けた取り置きに責任を持とう
取り置きを失敗すると、相手は最悪読みたかった本を読めないことになります。
受けた取り置きは、責任を持って本人に渡せるようにしましょう。
取り置きを管理できないのであれば、そもそも受け付けないことをおすすめします。
取り置きを頼む場合
取り置きしている旨と名前を伝えよう
取り置きは自分ひとりだけでなく、他の参加者も対象となっています。
スペースに行ったら、まず「取り置きしてもらっていること」と「受け付けに使用した名前」を伝えましょう。
取り置きしてもらっていることだけを伝えても相手が特定できなければ渡せませんし、名前だけ名乗っても「取り置いている人」とは結び付けることは難しいです。
サークルによっては取り置きを番号などで管理している場合もあるため、サークルのアナウンスに従ってください。
お金を払おう
当たり前のことではありますが、取り置きは「無料で本が貰えるサービス」ではありません。
取り置きされた頒布物を受け取る際は、代金を支払いましょう。
できるだけお釣りのない状態で代金を渡せると、スムーズで好ましいです。
感謝の気持ちを伝えよう
取り置きをしてくれた側は、忙しい合間を縫ってわざわざあなたの分を取り分けてくれています。
「ありがとうございました」の一言でいいので、感謝の気持ちを伝えられると気持ちいいですね。
取り置き管理用サービス
とらのあなKEEPER

とらのあなによる、取り置き管理システムです。
とらのあなIDかTwitterIDで登録ができ、当日相手のQRを読み取ることで本人確認ができます。
トリオキニ

TwitterIDで登録することで、取り置きを受け付けることができます。
公開範囲を「相互」「サークル参加者」などと限定できたり、取り置き上限を設定できるのが嬉しいです。
取り置きリストを印刷することも可能なので、アナログ派にも便利です。
取り置きの整理に!