同人誌即売会にサークル参加する際、必要以上にお金をかけていませんか?
経費削減しすぎるのも良いことではありませんが、必要以上にお金をかけること=集客に効果的なスペースレイアウトではありません。
低コストで済む部分は低コストで済ませるのが、同人活動とうまく付き合っていく秘訣です。
ここでは経費削減できる部分と、お金をかけた方がいい部分について解説します。
この記事の内容
経費削減できる部分
ディスプレイ用品
今では数多くのディスプレイ棚が販売されていますが、頒布物が少ないうちは100円ショップで売っているもので代用できます。
・ブックスタンド
・キッチンストレージ
・イーゼル
・カタログスタンド
これらはそれぞれ立体的に掲示ができ、スペースレイアウトに役立ちます。

また、印刷して組み立てて使えるものもあるので、参考にしてください。
参考 平積み陳列用ツールを自作してみたpixiv 参考 イベント用ポップ配布pixiv同人アンコウ
おすすめできない経費削減
ディスプレイ棚をワイヤーネットなどで自作する方法がありますが、事前にしっかり組み立てを行わないと、当日壊れて周囲に迷惑がかかる恐れがあります。
中の人自身、ワイヤーネットで作ったグッズ陳列棚をイベントに持ち込んだものの、思っていたよりも自立しないこととサイズが大きすぎることで使用を断念した経験があります。
もし、自作のものを使用する場合は、以下の点について確認しましょう。
- 組み立てが完全かどうか
- 補助なしで自立するか
- 適切な重みがあるか(軽すぎないか)
- 高さや大きさが使いやすいものであるか
ポスター
ポスターは同人誌の発注時に追加できる印刷所も多いですが、それ以上の安価で印刷できるポスター専門店も多いです。
例えば同人特価の印刷所「柚プリント」と「アニポス」では、このような価格でポスターを印刷できます。
柚プリント:1,200円+送料700円=税抜1,900円
アニポス:1,350円+送料800円=税抜2,150円
※アニポスは店頭受取で送料無料
惰性で追加発注する前に、一度ポスター印刷の専門店も検討してみてください。

お金をかけた方がいい部分
経費削減とは逆に、ここをケチると客足が遠のくという例を紹介します。
同人誌印刷
同人誌で儲けを出そうとして、安い印刷所を選ぶと失敗します。
部数が多ければ多いほど、その本への自信があればあるほど、相応の価格と装丁で印刷を行いましょう。
PP加工は、無いよりもあったほうが見栄えが良く、耐久性も上がります。
単色表紙よりは、フルカラー表紙のほうが気合が入っているように見え、購買意欲がわきます。
安い印刷所の薄い表紙よりは、一般的な価格帯の印刷所の、厚紙表紙のほうが耐久性があります。
実際に、安すぎる印刷所では製本が甘かったり、印刷に難があることが多いです。
コストを抑えすぎると本が売れずに後悔することとなるため、余裕を持って原稿を仕上げ、適切な装丁をすべきです。
グッズ印刷
グッズ印刷に関しても、安すぎる印刷会社にはそれなりの理由があると思ってください。
一度きりの購入を見込むならそれでいいですが、リピーターやファンを増やしたいのであれば、好評を得ている印刷所を使いましょう。
TwitterやGoogleで「印刷所名 グッズ名」で検索をかけると、注文者の口コミが表示されます。
口コミやサンプルを参考に、自分に合った印刷所を見つけてみてください。
アクリルキーホルダーなどのアクリル製品は、特に差が付きやすいです。
同人アンコウ
敷き布
敷き布(サークル布)は、100円ショップでもテーブルクロスとして販売されていますが、値段相応の安っぽい素材で作られています…。
高すぎる布を買う必要はありませんが、イベント机に合ったサイズのものを吟味し、お気に入りのものを購入することをおすすめします。

ポスタースタンド
卓上POPスタンドや背面用のポスタースタンドを自作する方法がありますが、こちらもしっかり作らないと倒壊する恐れがあります。
実際に、自作のポスタースタンドが倒れて他のサークル参加者に当たる事例が発生しています。
改めて、昨日のイベントでポスタースタンドが頭にぶつかってきた話。
問題なのは使用していた当事者がその後も自力で応急対策できてなかったこと・危なさを実感してない様子からまたやらかすだろうな、危ないなと感じてまとめました。
安価で済ますのもいいけど使うなら一度よく考えてほしいです。 pic.twitter.com/p2P4h7qBzt— マツダ (@matsukitchi) January 20, 2020
サイズが大きい分倒壊時の危険さも増すため、より頑丈に作る必要があります。
手間がかかることと迷惑になることを考えれば、既製品のスタンドを1台持っておいて損はありません。