同人活動でまず必要となるのは、自分自身の代名詞、ハンドルネーム(HN)です。
ハンドルネームは特にこだわりもなく付ける方が大半ですが、初めはHNを決めるのにも迷ってしまうものです。
ここでは、無難で覚えやすい、つまり親しみやすいハンドルネームの決め方を紹介します。
「これからHNを決めたい!」
「今のHNに飽きたから改名したい!」
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
HNの決め方講座
①HNの基本
・自分で自分の好きなHNを名乗っていい
・名字のみ・名前のみ・名字と名前など、どんなものでもOK
・基本的には1人1つのHN
※ジャンルごとに名義を変えるなど、2つ以上のHNを持つ人もいます
②HNの付け方
これらを上手く組み合わせ、しっくりくるHNを生成してください。
A.本名をもじる
これが最もスタンダード且つ楽な決め方です。
自身の本名を対義語にしてみる・類語にしてみるなどの方法で、別のものに入れ替えていきます。
思いつく限りのもじり方を例とともに記載するので、試してみてください。
例:空→海、白→黒、大→小
・類義語にする
例:山→岳
・同じジャンルの違う文字にする
例:雲→霧(天気)、桜→あじさい(花)
・順番を入れ替える(アナグラム)
例:くみ→みく、yuuta→tuuya
・一文字ずつ変換する
例:あき→亜季、由紀子→雪子
・連想する
例:由佳(ゆか)→床→toco、トコ、しとね
・音読み・訓読みを変える
例:彩花(あやか)→さいか、由子(ゆうこ)→よしこ
・名字と名前の頭文字を入れ替える
例:ながたゆい→なゆ、ゆな
・文字を追加する
例:沙奈(さな)→さなり、さかな
友達や家族に呼ばれるニックネームを、そのままHNにしてしまうという手もあります。
B.好きなものから取る
好きな食べ物、季節、キャラクター、色などからHNを作る方法です。
C.憧れの対象から取る
好きな人の名前の一部や憧れの名前からHNを作る方法です。
D.語感から決める
本名や好きなものに関係なく、思いつきの語感を頼りにする方法です。
既に一部分が決まっている場合には、強い味方になります。
例えば苗字がHNとして確定していたら、それに合う語感の名前を組み合わせてみる、という流れです。
この方法は最も時間がかかりますが、その分愛着のわくHNが作れます。
余談
中の人自身の名義は「九十九かなめ」ですが、このHNはDとCの手法を組み合わせて生成したものです。
本名が女の子らしいのがコンプレックスだったため、中性的な名前に憧れて「かなめ」を採用しました。
初めのうちは”かなめ”のみで活動していましたが、他のユーザーと被ることが多いため好きな語感の「九十九」を追加しました。
③微調整をする
HNに使う単語が確定次第、アルファベットやカタカナ・漢字にも変換し、よりしっくりくるものはないかを確認します。
その後最終チェックを行い、HN確定です。
HNを確定する前のチェックリスト
①手書きで書けますか?
手書きで書けない文字は、裏を返せば馴染みのない文字です。
個性派を目指すならそれで問題ありませんが、できるだけ簡素な文字を使うのが無難です。
②漢字部分は常用漢字ですか?
親しみやすさには影響しませんが、後々同人誌を発行する際に苦労します。笑
常用外の漢字はフォントに対応していないことが多く、使用できるフォントが制限されます。
イベントへのサークル参加申し込みにもHNは必要となりますので、そのときに弾かれてしまう可能性も生まれます。
③ひと目で読めますか?
一瞬で見てとれる名前にはインパクトはないものの、覚えやすいという利点があります。
読みやすいHNが好ましいです。
④発音はしやすいですか?
同人活動を進めていくと、趣味を通して繋がった相手と通話をする機会も出てきます。
また、イベント参加の際には実際に名前を呼ばれる機会も多くあります。
極端に発音しづらい・公共の場で呼びづらいHNは避けるのが吉です。
⑤他のユーザーと被りませんか?
一般的すぎる名前は、被りやすいです。
NG例は出せませんが、一度HNで検索してみて、被る人が多いのであれば名字や名前の追加を検討しましょう。
前述のように、「かなめ」3文字のHNは被りやすく、同じジャンル内でも2人ほど見かける機会がありました。笑
まとめ
自分の愛着のわく語感を探し、以下の4点を守れば、覚えやすい・親しみやすいHNが作れます。
・漢字部分は常用漢字
・ひと目で読める
・発音しやすい
・他のユーザーと被らない
ぜひ、好きな名前を自分の代名詞にしてみてください!
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