東京ビッグサイトやインテックス大阪などで開催される同人イベントには、多くの人が押し寄せます。
人が多いのは賑やかでいいことですが、近年は参加者の増加に伴い、サークル参加者をも狙った犯罪が発生しています。
ここでは、コミケをはじめとしたイベントへの参加時にできる犯罪対策をまとめました。
この記事の内容
盗難対策
お金を丸見えにしない
スペース内に売上やお釣りを堂々と置いておくと、隠して置いているサークルと比べて窃盗のターゲットにされる確率が上がります。
売上やお釣りは、できるだけ見えにくい位置で管理しましょう。
スペースを離れるときはお金を持っていく
トイレや買い物で席を外すときは、財布に加えて売上とお釣りも持ち運びましょう。
持ち運ぶ方法としては、ショルダーバッグなどのしっかり体に固定できるものが好ましいです。
同人アンコウ
同人誌即売会での窃盗は、一般参加者だけが加害者とは限りません。
サークル参加者や売り子が窃盗をはたらく可能性もあることを念頭に置き、常に防犯意識を持ちましょう。
スペースに売り子がいる場合も同様に、お釣りのみを残して売上は持ち運ぶことをおすすめします。

落ち着いた時間に注意する
同人誌即売会では、イベントが落ち着き始めた午後から撤収の時間帯の盗難被害が多いといいます。
・片付けの際、机に置いておいたバッグが顔を上げると見当たらない
・スペースで寝ていたところ、バッグを盗まれる
・参加者とスペースで話している隙に売上を盗まれる
・背負ったリュックの中のお金を盗られる
・バッグから貴重品を入れたポーチごと盗まれる
・売上を持ち運び、スペースに戻った直後に売上を盗られる
事例を見ると、油断したこと、つまり隙を見せたことが原因で犯罪被害を受けてしまうことが多いです。
楽しいイベントでも気を緩めすぎず、貴重品を管理できるよう心がけましょう。
万引き対策
相手の行動を見ておく
イベントでの頒布中に、このような犯罪被害が報告されています。
https://twitter.com/abe_inori/status/992901826780454912
https://twitter.com/IshigakiT/status/766580803891449861
この方達はたまたま相手を見ていたので犯罪に気付くことができましたが、実際はさらに多くのサークルが被害を受けていると予想されます。
購入者の行動も適度に見つつ、万引きや持ち去りを防げるようにしましょう。
頒布物を手渡しする
頒布物を購入者自身に取らせる頒布スタイルは、2冊以上を持っていた場合も1冊と間違えやすいです。
頒布時は、売り子や自分自身が一度手にとり、会計してから渡す方法が安心です。
個人情報の漏洩対策
搬入荷物の伝票を処分する
家からの搬入荷物や印刷所からの宅配搬入物の伝票には、本名や住所が記載されています。
気になる方は、油性ペンやガムテープを用いて該当部分に目隠しをしてください。
一度炎上した経験がある方や大手の方は、特に個人情報を狙われることが多いので気をつけましょう。
伝票を予め書いておく
イベントからの撤収時、荷物を自宅宛に搬出する方は多いと思います。
予め記入した宅配伝票を持っていけば、個人情報が人目に晒されることはありません。
手間の削減にもなるので、ぜひ実行してほしいテクニックです。
その他の犯罪対策
サークルチケットはすぐに回収する
ここまでイベント当日の犯罪対策を紹介してきましたが、イベント参加「前」にも盗難被害が起こることがあります。
コミケのサークル通行証が入った当落通知の封筒を、自宅ポストから抜き取られる事例が存在します。
コミックマーケットは規模が桁違いのイベントだからこそ起こる犯罪かもしれませんが、他のイベントでもないとは言い切れません。
サークルチケットの発送通知を確認したら、到着した日のうちに回収できるよう、郵便受けを確認する癖をつけましょう。
500ウォンに要注意
日本の500円硬貨と韓国の500ウォン硬貨、100円硬貨と100ウォン硬貨はそれぞれ見た目がよく似ています。
500ウォンは日本円にするとおよそ50円、100ウォンはおよそ10円の価値しかありません。
会計時は受け取った硬貨をしっかり確認し、紛れ込みを防止しましょう。
同人アンコウ
自分が犯罪者にならないために
年齢確認を行う
成人向けの本を未成年に頒布した場合、罪に問われるのは頒布したサークル側です。
頒布時は、できるだけ年齢確認を行うよう心がけましょう。
見た目で判断するのではなく、購入者全員に対して年齢確認を行えるとベストです。