SAIユーザーのための厚塗り風イラストメイキング【線画×厚塗り】

厚塗り風イラストメイキング

こんにちは、九十九かなめ(@kaname5)です。

前回の記事「SAIユーザーのための厚塗りイラストメイキング」に引き続き、またも厚塗りの制作過程公開です。

前回のメイキングとの違いは、厚塗りではなく厚塗りであることです。

一般的な厚塗りは線画と色塗りを馴染ませますが、この厚塗り風では線画を残します。
線画を馴染ませる必要が無いため、厚塗りよりは比較的簡単な着色方法です。

興味が湧いたら、是非試してみてください!
それではどうぞ。

作業環境

OS:Windows10
ペンタブ:WACOM BAMBOO PEN CTR-470
使用ソフト:SAI
制作にかかった時間:五時間弱
前回は線画のペン入れなしでラフにそのまま着色していったため三時間程度で完成しましたが、今回苦手なペン入れ作業があるため五時間かかっています。

メイキング

使用ペン設定

SAIペン
▲線画にはこちらのペンを使用しました。
初期設定のペンから、ほとんど変えていません。

厚塗りペン
▲色塗りはこのペンのみで行います。
「筆」ツールのアレンジで、厚塗り向けの設定に調整しています。

ラフ


1600×1200サイズの新規キャンバスに、ラフを描きました。

ペン入れ


ラフの不透明度を10%程度まで下げ、その上に作成したレイヤーに線画を作っていきます。
この線画を元に色を塗っていくため、なるべく丁寧にペン入れします。

ペン入れが終了した状態がこちらです。

確実にこの作業が一番難しいです。

パーツ分け

線画の下に新規フォルダを作成し、パーツ毎にレイヤーを作成したうえで色を乗せました。
背景色をあらかじめつけておくと、乗せる色に統一感が出るのでおすすめです。

線画の色変更


塗りに入る前に、線画の色を変更しました。

例えば肌のシワ等は、黒い線画のままだと色塗りの際に馴染ませづらさがあるため茶色や橙色を乗せています。
服のシワも同様に、黒ではなく灰色に変更しています。

塗り

ここから本塗りです。

影付け


まず下塗りのレイヤーに、ざっくりと影をつけました。

後で影レイヤーのみを不透明度保護して行う作業があるため、影レイヤーとパーツレイヤーは統合していません
つまり、下図のように影レイヤーがパーツレイヤーにクリッピングされている状態です。


パーツ毎の着色

ここでは肌の塗りの手順を紹介しますが、他のパーツも同じような流れで色を乗せます。

①影付けが終了した状態です。

②影レイヤーを不透明保護し、描画した部分以外に色を着色できないようにします。
そこに、より濃い影色などを厚塗りペンで乗せていきます。


それぞれのパーツの影レイヤーに色を乗せ終わりました。

さらに今度は、また各パーツの上に新規作成したレイヤーに明るい色を乗せました。
服の端や肌の際に明るい色を乗せると、画面に締まりが出ます。

パーツ毎の着色(本塗り)

先ほどと同じく、他のパーツについてもやはり同じ流れで本塗りを進めます。

基本の流れ

①影付けと明色乗せが終了した状態から、パーツ毎にレイヤーを統合しました。

②1枚になったレイヤーに、そのまま色を置き、馴染ませる作業を繰り返します。
今回は鼻筋と唇に色を乗せています。

髪の毛の着色

塗るのを完全に忘れていました。笑
本塗り終了の状態の後にした作業ですが、ここに掲載します。

①影付けが終了した状態から、レイヤーを統合しました。

②新規レイヤーを作成し、明るい色を乗せます。

③新規レイヤーはそのままの状態で、厚塗りペンで元レイヤーとの色を馴染ませていきます。

④元レイヤーに黒を置き、馴染ませました。
塗りが完了後、髪レイヤーを1枚に統合しています。


本塗りが終了しました。
ここからさらに全体のバランスを見ながら、細かい修正を繰り返します。

本塗りから修正が完了し、着色終了です。

今回瞳の色を灰色から緑色に変更したことから、セーラー襟の部分も緑色に近づけてバランスを整えています。

完成


この後いろいろあって名前が入り、テクスチャを乗算でかけました。
最後に背景を追加し、完成です。

 

今回もなかなか説明が分かりづらいメイキング紹介となりました。笑

こんな拙い厚塗り講座ではありますが、皆様の参考となれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

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