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Twitterでチケット詐欺に遭わないための、詐欺アカウントの見分け方

ライブやイベントに参加するとき、どうしてもチケットが見つからないという場合に役立つのがTwitterです。

しかし、このTwitterは便利であると同時に、詐欺に巻き込まれる可能性も秘めています。

実際に、著者の友人や知り合いの多くが、Twitter上でのチケット譲渡で詐欺に遭いました。

ここでは、Twitter上でチケット詐欺に遭わないための詐欺アカウントの見分け方を紹介します。

MEMO

当記事は、MOCOMOCO.PRESSでの人気記事の再掲です。

詐欺アカウントの見分け方

アカウント編

初期設定のままのID

Twitterで新規アカウントを作ろうとすると、IDに英数字の羅列が設定されます。

例:@oahH34jLPhds、@6gablHFa56wF

この英数字の羅列がIDのアカウントは、意味を持つ英単語を含むIDのアカウントと比べて詐欺用の傾向が高いです。

なぜその傾向が高いかというと、この3点が挙げられます。

  1. 使い捨て(普段使いしない)アカウントなのでIDにこだわる必要がないから
  2. IDを設定するよりも早くアカウントを作れるから
  3. 個人を特定されにくいから

一般的なアカウントであれば、ログインしやすいよう自分に関連する数字や好きな英単語を盛り込みますよね。

今この記事を見ている方でも、Twitterの初期設定のままのIDを使っている方は少数派だと思います。

IDにこだわりがない=いざとなったらすぐに捨てられる(逃げられる)アカウント、という認識を持ってください。

数字の羅列ID

一見問題のないIDでも、詐欺用の量産アカウントと見分けられる場合があります。

例:ありがちな名前+数字の羅列(@mana9643987509、@725475842yuka)

こちらも、やはり上の項目と同じ理由でIDを設定されています。

スクリーンネームが適当

IDの項目と同様に、アカウントのスクリーンネーム(表示名)が人物名ではない場合にも詐欺の可能性を疑ってください。

例:「Aちゃん」「♡(絵文字)」「tag」「取引用」

自分自身がTwitterを始めるときのことを思い返してみると分かると思いますが、よほど自分の情報を隠したいとき以外はこのような名前は使わないはずです。

アイコンが明らかな拾い画

美人の顔写真をアイコンにしているアカウントほど疑ってください。

詐欺側も、アニメ画像やフリーアイコン・初期設定のアイコンでは怪しく見えることを把握しています。

そのため、アカウントの中の人と見せかけた一般人の写真をアイコンに設定し、信憑性を持たせてきます。

メディア欄に自撮りや写真があって、その顔写真が本人である確証がない限り、そのアイコンは拾い画であると思っていたほうが良いです。

そして、ごく普通のアカウントであれば、自分以外の一般人の顔写真を用いる意味はありません。

取引垢

急遽チケットが不要になったら、まず自分の知り合いやフォロワーを優先して譲渡先を探したいと思いませんか。

「いきなり取引アカウントを作っても、フォロワー0人の状態では譲り先を探せる自信がない!」

「自分が普段使いしているアカウントで募集したほうが手っ取り早い!」

そう考える方が大半だと思います。

実際に、頻繁にグッズを交換しない限りは、取引用のアカウントは必要ありません。

Twitterを用いてチケット譲渡をする発想があるということは、日常的にTwitterを使用しています。

日常的にTwitterを使用しているのならば、当然チケット譲渡に適したアカウントも存在するはずです。

よって、取引用のアカウントは、よほど信頼できない限りチケット譲渡の選択肢から除外すべきです。

普段使いしていると見て取れて、且つ「(イベント名)の日仕事入っちゃった」「誰かチケットいらないー?」などと、悩みを呟いてから譲渡募集をかけているアカウントが最も安心です。

アカウントへのリプライが存在しない

日常を呟いているアカウントにも、フェイクの詐欺アカウントは存在します。

日常を呟いているのなら、友人とのアクティビティの写真や友人からのリプライが存在するはずです。

該当アカウントのIDを検索バーにコピペし、そのアカウントへリプライがあるかどうかを確認してください。

いくら楽しそうな日常を呟いていても、それに対しての周囲の反応がないのなら、作り話かもしれません。

次に、そのリプライ元がこれまでに紹介した条件に合致しないかどうかも確認しましょう。

架空の友人アカウントを作り上げるような、手が込んだ詐欺アカウントも存在します。

また、アカウントが開設したてであったり、ツイートやフォロワーが10以下の場合にも、詐欺アカウントを疑ってください。

取引編

手渡しでの交換を拒む

チケットを詐欺目的で譲渡に出しているアカウントは、何よりも手渡しでの受け渡しを拒否します。

入院中、旅行中などとそれらしい言い訳をしてくることもありますが、9割嘘です。

(予定が被る日のチケットはまず買わないし、チケットのある方を優先しますよね)

手渡しの提案が却下された時点で、その取引は中止してください。

先払いをさせたがる

「お金を貰ってからでないと不安で発送できない」をアピールするアカウントは疑ってください。

お互いが素性を知らず、お互いが不安なチケット譲渡に、一方的な感情をぶつけてくるのは不公平です。

「私も不安があるので、やっぱり直接会って受け渡ししましょう!」もしくは「簡易書留での到着を確認次第、すぐに振り込みます!」が通る相手を探してください。

定価以上の値段を提示してくる

正規の販売価格を超える価格でのチケット譲渡は、転売にあたります。

転売は、チケット不正転売禁止法に違反します。

その交渉を受けた時点で自分自身も犯罪者になりかねませんので、定価以上の値段での取引はしないように注意しましょう。

テンプレート感がある

取引を開始した直後、いきなり形式張った文章を送ってくるアカウントも存在します。

私自身、金銭に関わることはしっかり取引したい気持ちがあるため固い文章になることもありますが、詐欺アカウントの場合はそれ以上に機械的な文章を送ってくる場合が多いです。

一般人の例:この度はお声がけ頂きありがとうございました!○○のチケット○枚とのことで承りました。受け渡し方法は○○で宜しいでしょうか?

詐欺の例:メッセージありがとうございます 先払い、郵送のみという条件でお譲り可能です

メッセージが雑

詐欺アカウントの中の人間は、目先のことだけしか考えていないので、取引が長引くと文章が適当になってきます。

フランクな口調ではなく、雑な口調になるのが特徴です。

例えば、はじめのうちは「それでは、宜しくお願い致します。」と言っていたのが「そーですか」「じゃあいいです」といった対応に変わります。

著者自身も、はじめのうちはしっかりした文でやり取りしていたものの、質問を続けていくと今までとは異なる適当な文体に変わっていった事例に遭遇したことがあります。

その時点で怪しさを感じて取引を辞退しましたが、相手のアカウントは後に詐欺アカウントとして注意喚起されていました。

口座名義が異なる

・女性らしい口調のアカウントにコンタクトを取ったところ、口座名義は男性だった。
・男性かと思い込んだまま取引を勧めていたが、口座名義が女性だった。
・スクリーンネームやIDと口座名義(本名)との関連性が感じられない。

こんな違和感を抱いたら、その勘は大切にしてください。

男性が女性を装って詐欺をしている事例も、女性が男性を装って詐欺をしている事例も存在します。

「今の自分の口座持ってなくて、親の口座借りてるんです!」は、まず嘘です。

その他

LINEに移行する

Twitterのみでやり取りをしていると、相手の都合でアカウントが削除され、コンタクトが取れなくなることがあります。

Twitterのみでやり取りを完結するよりは、お互いのLINEを交換してLINE上でやり取りを行いましょう。

注意

詐欺に慣れているからこそ、安心感を持たせるためにLINE移行を提案してくる詐欺師もいます

情報収集を行う

チケット詐欺を行う人間は、大半が常習犯です。

また、Twitterだけに留まらず、他の場所でも金銭トラブルを起こしている可能性が高いです。

振込を行うその前に、Twitterのハッシュタグやトラブル口座リストを確認しましょう。

また、口座名義でも検索をかけ、チケット詐欺の前例はないかを確認しましょう。

チケット詐欺から身を守るには

Twitterでチケット詐欺に遭わないためには、詐欺アカウントを見分ける力が必要です。

詐欺アカウントは、以下のような特徴を持っています。

・初期設定のままのIDを使用している
・数字が羅列されたIDを使用している
・スクリーンネームが適当
・拾い画アイコン
・取引専用のアカウント
・アカウントへのリプライが存在しない
・手渡しでの交換を拒む
・先払いをさせたがる
・定価以上の値段を提示してくる
・テンプレート感がある
・メッセージが雑
・口座名義が異なる

一つでも当てはまるようならまず疑い、二つ以上が当てはまるなら取引の中断を検討してください。

金銭被害を受けるよりは、少し疑いすぎるくらいの方が丁度いいです。

この記事が、少しでも参考となれば幸いです。