こんにちは、エッセイ漫画家&ブロガーのカナメキヌコ(@kinucomoro)です。
低用量ピルの普及に伴い、婦人科での処方以外の入手方法が増えてきました。
・個人輸入(購入)
通常、低用量ピルは医師による診察を受けた上で処方されるものです。
しかし、定期的な通院がどうしても難しい場合や、同居人に知られずに服用したい場合もあると思います。
・仕事の都合で継続的な通院が難しい
・親が低用量ピルに理解がない(説得が難しい、バレたくない)
低用量ピル自体は生理が始まっていれば何歳からでも服用でき、避妊以外の効果も多く持っています。
それなのに、親世代はピルに対して「避妊だけが効果の薬」と認識していることも……。
キヌコ
服用のことを伝えたのは、開始から3年後のことでした。
そこでおすすめなのが、スマホだけで医師による診察とピルの処方を受けられる、オンライン処方!
オンライン処方のメリットはこちら。
- 自宅で医師の診察・ピル処方を受けられる
- ポストに届いて受け取り不要
- 保険証不要&家族にバレない
- 国内で承認されたピルだけを処方
- 病院に通うよりも安く続けられる(月3,000円程度)
ここでは、低用量ピルを入手する3つの方法(病院・オンライン処方・個人輸入)を徹底比較します。
・親にバレずにピルを始めたい
・安心でコスパの良いピルの始め方を知りたい
ピルを始めるときは、必ず医療機関を受診しましょう。
【低用量ピル】病院・オンライン処方・個人輸入の違い

まずは、一覧表で病院・オンライン処方・個人輸入の違いを見ていきましょう。
手段 | 病院 | オンライン処方 | 個人輸入 |
かかる金額 | 約5,000円(診察・処方・通院) | 約3,000円(診察・処方) | 1,000円~(診察なし) |
かかる時間 | 診察・通院で約1時間(当日処方) | 診察5分(最短翌日処方) | 2週間程度 |
メリット | 医師による診察のもと、安心して続けられる | 自宅で医師の診察&ピルの処方を受けられる | 費用を抑えられる(1/3程度) |
デメリット | 通院の手間、お金がかかる | 定期検診ができない | 自己責任(粗悪品のリスク、安全性など) |
おすすめ度 | (5 / 5.0) 安心感・かかる金額No.1 | (4 / 5.0) 安くて安全 | (1 / 5.0) 安い分リスクが大きい |
それぞれの入手方法の大きな違いはこちらの3つ。
- コストパフォーマンス
- 到着日数
- ピル自体の安全性
3つの違いについて、詳しく解説していきます。
3つの違い①コストパフォーマンス

婦人科に通院する場合、医師の診察を受けた上でピルが処方されることとなり、1回約5000円の出費となります(交通費1,000円、診察料込みの場合)。
これに対し、オンライン処方なら自宅で医師の診察を受けられることで交通費はかからず、毎月約3,000円でピルを続けることができます。
個人輸入を視野に入れると1シートあたりの価格は1,000円が相場となりますが、医師の診察は含まれません。
キヌコ
病院 | 60,000円 |
オンライン処方 | 36,000円 |
個人輸入 | 12,000円 |
3つの違い③到着日数

病院の場合、基本的に当日中にピルが処方されます。
オンライン処方の場合、診察の翌日を目安にピルが自宅ポストに届きます。
※九州・沖縄・離島の場合は決済完了後2日後
これに対し個人輸入(個人で海外からの輸入を行うこと)は時間がかかり、1週間~2週間の日数がかかります。
さらに海外からの発送となると荷物の現在地は特定できず、不安を感じることも多くあります。
キヌコ
3つの違い③ピル自体の安全性

最も大きな違いは、低用量ピル自体の安全性です。
個人輸入で入手した低用量ピルにはリスクがあり、安易におすすめできる方法ではありません。
・粗悪品が混ざっている
・輸入代行者と連絡が取れない
個人輸入を使う上では何が起きても「自己責任」となってしまうため、安い分リスクがあると言えます。
病院・オンライン処方の場合、安全性への問題はありません。
・国内で承認されたピルのみを処方
シチュエーション別、おすすめ入手方法

ここからは、シチュエーション別のおすすめの手段を紹介していきます。
- ピルをはじめるときは「病院」
- ピル2シート目以降でお金が気になるなら「オンライン処方」
- ピルを再開するときは「オンライン処方」
ピルをはじめるときは「病院」
ピルを服用したことがない場合、まずは医療機関を受診しましょう。
処方のために病院でされることは、こちらの3つ。
- 問診
- 血圧測定
- 身長体重測定
※血液検査や内診を行う場合あり
受診したことがない病院では初診料がかかり費用がかさみますが、これからピルを続けるための必要経費と思えば安いものです。
キヌコ
種類・飲み方・効果など、気になることがあれば病院で直接質問してみましょう!
ピル2シート目以降でお金が気になるなら「オンライン処方」
低用量ピルを始めるための医師の診察が完了した場合、オンライン処方がおすすめです。
オンライン処方でも医師の診察を受けた上で、国内承認済みのピルの処方を受けられます。
病院と比べると、抑えられるものはこちらの3つ。
- ピル自体の価格
- 交通費
- 通院、診察にかかる時間
ピルの到着までに1日かかるというデメリットはありますが、かかるコストを大幅に抑えることができます。
キヌコ
お金が気になるなら、オンライン処方を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ピルを再開するときは「オンライン処方」
医師による診察を受けた上でピルを服用していたものの、最近はやめてしまっていた…。
そんな場合にも、オンライン処方がおすすめです。
既にピルの内服経験やピルについての知識があるなら、オンライン処方を選べばより効率的です。
キヌコ
自分にとって都合のいい方を選んでくださいね。
オンライン処方を選ぶならクリニックフォア&スマルナ!

低用量ピルのオンライン処方ひとつとっても、様々な選択肢があります。
2022年2月現在、ピルのオンライン処方はこちらの4種類が有名です。
この中で個人的におすすめなのは、クリニックフォアとスマルナ!
クリニックフォアとスマルナを比較してみるとこんな感じ。
サービス名 | ![]() クリニックフォア | ![]() スマルナ |
(超)低用量ピルの種類 | 8種類 | 9種類 |
料金 | 月2,783円~ | 月2,728円~ |
メリット | 代金引換OK、診察料無料 ※初回以外 | 診察料・配送料込で分かりやすい |
デメリット | 特になし | アプリDL必要 |
梱包 | 無地のダンボール(ロゴなし) | 白い封筒(ロゴなし) |
送り主・品名 | 医師の個人名・雑貨 | 同上・お品物 |
料金設定や取り扱う種類に大きな差はなく、どちらにも初回はピルの飲み方の解説書が付いています。
クリニックフォアでは代金引換支払いができるため、クレジットカードを持っていない方や学生でも始めやすいかと思います。
キヌコ
自分に合った方を吟味したい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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