こんにちは、元ガールズバー店員・現スナック嬢のキヌコです。
水商売に携わる以上一度は経験するのが、全く喋らないクソ客の対応です。
喋りたくないなら店員としても相応の対応をとればいいだけですが、つく時間が長かったり店長の目があると対応に困ってしまうものです。
今回の記事では、私がガールズバーで働く中で習得した「喋らない・話さない・話が盛り上がらない客への対処法」を紹介します。
記事の内容
喋らない客への対処法
話してくれないということは、つまり相手の情報がないということです。
私達がとれる対応は、以下のことに限られます。
- とりあえず笑顔で
- 目の前にある情報について話題を振り
- 返答があれば「もうちょっと詳しく聞かせて!」という態度で会話を進める
目の前にある情報とは、相手の服装・時間帯・店の場所・飲んでいる酒・天気など、今その世界を構成している要素です。
喋らない客と会話を続ける方法
とにかく問いかける・とにかく笑わせるの2点に尽きます。
問いかけることで話したい姿勢を表し、会話の起爆剤として笑いをとります。
相手が喋らない以上、こちらが単独で喋る必要はありません。
「はい」「いいえ」の2択で答えられる問いを投げかけ、反応があればそこから笑いをとり、そこで「あー今笑ったー!」とでも言えばまず好感度は高まります。
そこから先は同じような流れを繰り返し、相手が心を開いてきたら他の客と同じように接客すれば問題ありません。
要は、質問→返答→反応&質問の繰り返しです。
喋らない客に振るべき話題
ここでは、喋らない客に対して投げかけると返答を受けやすい・話を続けやすい話題を挙げます。
全ての話題が全ての喋らない客に効く訳ではないため、あくまで参考程度に捉えてください。
また、書き言葉だと失礼に見える言い回しもありますが、そこは話し方でカバーしてください。
「静かに飲む方が好きなんですか?」
B 質問→「そうでもない」→「じゃあお話しましょー!」
客が本当に静かに飲みたいタイプであれば、無理に話しかける必要はありません。
「次のお酒もらってもいいですか?」
B 質問→「いいよ」→「本当ですか意外と優しいんですね!?」→「意外とって何」→「ぱっと見Sそうですもんね!笑」
ガールズバーに勤める上で、ドリンクバックの存在は大きいです。
ドリンクをお願いするのも兼ねて、この会話は試しておきましょう!
「普段どういう所で飲んでるんですか?」
B 質問→「あまり飲まない」→「じゃあ今ここにいるの珍しいってことですね!?笑」
普段飲まないタイプの客だった場合、どんな雰囲気で飲みたいかを聞き出すことができますので、それに応じて態度を変えれば好感触です。
「会うの初めてですよね!ここ何回くらい来られてます?」
B 質問→「今日初めて」→「そうなんですね!ってことは今日楽しませられたらまた来てくれますよね?笑」
Bタイプの場合、「なんで来てくれたんですか?」と来店のきっかけを問うことで会話が進みます。
「なんて呼べばいいですか?」
B 質問→「教えない」→「えー教えてくださいよ~!なんでー?」
「お酒強いんですか?」
B 質問→「弱い」→「と言いつつ実は?」→「弱えーよ笑」
「おすすめのお酒とかあります?」
B 質問→「ない」→「本当ですか!じゃあ今飲んでるお酒は一体…!?」
客が今飲んでいる酒を見て分かることではありますが、やはりあえて聞く姿勢も大事です。
対処しきれない場合は付け回しに相談を!
どう頑張ってもどうしようもない場合には、付け回しの担当にその旨を相談しましょう。
大体の場合、配置を変更してくれます。
これは「キャストにつらい思いをさせたくない」ではなく「できる限り楽しませてリピートさせたい」という感情から取る対応にはなりますが、その場からは解放されます。
まとめ
ガールズバーやスナック・キャバクラなどで遭遇する喋らない客には、以下の3つのコツを掴んでおけば対処ができます。
- とにかく問いかける
- とにかく笑わせる
- 質問→返答→反応&質問を繰り返して会話を成立させる
初めのうちは喋らない客の対応は難しいですが、接客を続けるうちに確実に慣れていきます。
水商売の場ではもちろん一般的な会話にも役立ちますので、是非この会話の続け方を意識してみてください。