- 下着の中がムレていつもの何倍も痒い
- デリケアやフェミニーナをいくら塗っても股の痒みが取れない
- 仕事や睡眠ができないくらい陰部の痒みが激しい
- デリケートゾーンの違和感で婦人科に行きたいけど、内診が怖すぎる
このような悩みを抱えていませんか?
デリケートゾーンのかゆみはクリームを塗ればおさまることも多く、放置してしまいがちですよね。
そうして放置した結果、しぶといかゆみに変わりクリームも効かない事態に…。
もしかしたらそのデリケートゾーンの痒み、膣カンジダという病気かもしれません。
腟の中にいるカンジダ菌が増殖し、おりもの・かゆみ等の不快な症状をおこす病気。
カンジダ菌自体は誰でも持っている常在菌ですが、免疫力の低下やホルモンの変化等により増殖することで発症します。
私自身も膣カンジダを発症したことがあり、そのきっかけはこんな些細なことでした。
セックスのとき、潤滑ゼリー代わりにローションを使った
つまり「ローションが膣に入った」というだけのことが原因で、激しい痒みに悩まされることになったのです。

心当たりがある方、かなり多いのではないでしょうか…?
私の場合は性行為が原因でしたが、膣カンジダは性行為以外も発症の原因になり得る病気です。
- 寝不足や疲労、風邪などによる免疫力低下
- 生理の前後や妊娠などによるホルモンバランスの変化
- 抗生物質の使用による常在菌バランスの崩れ
- 下着内のムレ、発汗などの高温多湿
性感染症とは異なるため、性行為の経験がない処女ももちろん発症の可能性があります。
が、カンジダの診察目的で婦人科に行くと、膣内をグリグリと内診されることに!!

こじらせ処女だった過去があるので、考えただけで怖すぎて泣けます…!
ここではカンジダにまつわる体験談とともに、内診なしでカンジダを検査する方法を紹介します。
Contents
【実録エッセイ】私の場合のカンジダの症状










セックスのうるおい不足には潤滑ゼリーを使いましょう!!
ローションは皮膚用で、粘膜用ではありません…!
デリケートゾーンが痒すぎる!カンジダの2つの症状

膣カンジダにかかると、おりもの・かゆみ等の不快な症状が起こります。
私の場合、この2つが主な症状でした。
- デリケートゾーンがとにかく痒い
- おりものが普段よりもベタつく
カンジダの症状①デリケートゾーンがとにかく痒い

カンジダは、一日中陰部に激しい痒みがあります。
主に痒いのは外陰部ですが、時には粘膜部分(小陰唇・膣内など)に広がることもありました。
仕事中、通勤中、リラックス中などシチュエーションに関わらず、すべての状態で股間の痒みを感じます。
家で一人のときならやむを得ず掻くこともできますが、人前では痒みの対処法はありません。
そこで
- デリケートゾーン用かゆみ止めを粘膜に塗る
- デリケートゾーン用ソープで洗う
- 普段以上に陰毛を処理する
- セペで膣内を洗浄する
などの対策をとりましたが、一向に痒みが収まることはありませんでした。

ここでの対策が間違っていたことが後に判明します!
真似しないでくださいね。
カンジダの症状②おりものが普段よりもベタつく

一般的に、ポロポロした酒粕のようなおりものや、カッテージチーズのようなおりものが多量に出ることがカンジタの特徴と言われています。
私の場合はそうではなく、ベタついているが乾くとひび割れるようなおりものが出ていました。
おりものが多い体質なのに加えて、普段のものと大した差はないように見受けられたことから、病気特有のおりものだと気付くまでには時間がかかりました。
カンジダを治すには?産婦人科での診察の流れ
デリケートゾーンの痒みをどれだけ対策・予防しても、痒みが収まらなくなりました。
さすがに異常な痒みでとうとう仕事にも支障が出始め、産婦人科の受診を決めました。
婦人科での受付を済ませ、問診を行います。
受付時のカルテの相談内容欄には「陰部のかゆみ」にチェックを入れました。
問診では、これらの項目をはじめとした質問がありました。
- 最後にセックスした日
- その時のコンドームの有無
- おりものの状態
- 生理の周期
「次はおりものを採取します」と言われ、別室に移りました。
ショーツやストッキングを脱いでから検診台に座らされ、女医2名体制で何種類か器具を膣内に挿入されました。
処女ではないものの、代わる代わる異物を挿入されるのはとにかく怖いです。

左右上下にこする動きや前後に抜き差しする動き、膣の最奥(子宮口)に圧力を感じるような動きが多くあります…!!
痛みはさほどないものの、恐怖心で身構えすぎると痛いと錯覚してしまうループに陥ります。
入れられた棒は、体感的には子宮頸がん検診の棒より太い程度の細さでした。
ただし、細いぶん逆に「子宮の奥まで突き破られそう」と不安になりました…。
診察室に戻ると、カンジダを発症していることを告げられました。
今回受けた内診の内容やカンジダの治療法などを伝えられ、診察が終了しました。
内診では、以下のことが行われていました。
- 膣洗浄
- 超音波検査
- 膣錠の挿入

この一連の流れをもし処女の状態で受けていたら、間違いなく泣いてました…。
膣に太いものを入れるのは精神的な負担が大きいです!
カンジダ発症の原因は「ローションを粘膜に塗ったこと」

私の場合、カンジダの原因はストレスやホルモンバランスではなく、ローションを粘膜に使ってしまったことでした。
セックスの際に痛みを感じることが多く、それを軽減するため、愛液代わりとしてローションを使っていました。
ローションには、ポリアクリル酸ナトリウムを含む増粘剤が含まれます。
ポリアクリル酸ナトリウムは生理用品や紙おむつにも使用される吸水成分で、粘膜(膣内)への使用には向きません。
ローションではなく、粘膜にも使える「潤滑ゼリー」を使いはじめてからは、カンジダに悩まされることもなくなりました。

性行為のうるおい不足を補うときは、ローションではなく潤滑ゼリーを使いましょう!!
セルフプレジャーでも同じく、潤滑ゼリーを選んでくださいね。
おすすめの潤滑ゼリーを、下に貼っておきます。
カンジダが治った今、当時を振り返って思うこと

現在はカンジダ治療が終了し、再発の兆しも(今のところ)ありません。
当時の私に伝えたい、カンジダに関する3つのことを紹介します。
カンジダの発覚が遅れた理由は「知識の偏り」
私のおりものは「酒粕」や「カッテージチーズ」というよりは「ヨーグルト」のようなイメージで、想像していたカンジダ特有のおりものには当てはまりませんでした。
後から調べたところ、カンジダのおりものはヨーグルト状であることも多いと知りました。

1つのサイトだけ参考にすると、こういうことが起こっちゃいます…。
また、おりものが毎日出るのも普通だと思っていましたが、実はカンジダ由来なのでした…。
友人と生理やセックスの話はする機会があるものの、おりものについて話す機会はないので、この年まで「人並みのおりもの」を知らずにいたようです。
自分の常識は側から見たら異常な場合があると知る、いい機会になりました。
カンジダを治療してからは、だいぶおりものの量も減りました!
痒みを放置して良いことはなかった
病院に行くまでは、カンジダの確証も得られないまま自己判断でかゆみ止めを塗り続けていました。
この対処は間違いで、カンジダの病状を悪化させていた可能性すらあります。

デリケートゾーン用のかゆみ止めは「肌用」で、こちらも粘膜用ではありません…。
粘膜に塗ってしまっている場合、間違った使い方です!
股間が痒くて耐えられないと思う前に、医療機関を頼ればよかったと後悔しています。
膣錠挿入後は白い塊が出る(対処が必要)
膣錠は非水溶性のため成分が体内に吸収されず、白い塊として溶け出してきます。
はじめはおりものと勘違いしてびっくりしてしまいがちですが、ご安心を!

入れた2日後までは落ちてくる量もかなり多く、パンツの表面に5mmほどの層ができていました(きったない!)
予想以上に濃いものが大量に出る上に、パンツに付着するとベタついて洗い流しづらいです。
そして乾くと白いポロポロとしたかすになり、パンツからこぼれ落ちてしまう危険もあります。
膣錠を入れてから数日はおりものシートやナプキンを着用しておくと、万全な体制で臨めます。
コットン100%でムレづらく、敏感になった肌にも優しい「アミーライナー」がおすすめです。
カンジダ再発に備えてしていること

カンジダは、再発が非常に多い病気と言われています。
再発してから病院に駆け込むにも限界があり、カンジダ治療薬やかゆみを抑えるボディーソープをすぐに使えるようにしています。
【カンジダ治療薬】メディトリートクリーム
メディトリートクリームは、外陰(腟周辺の皮膚)用の治療薬です。
主成分であるミコナゾール硝酸塩は腟カンジダの原因であるカンジダ菌を殺菌し、腟カンジダによる諸症状を改善します。
【カンジダ用ボディソープ】KADASON BODY SOAP
KADASON BODY SOAP(カダソン ボディソープ)は、菌の増殖が原因によるかゆみを抑えるボディソープです。
かゆみのある肌にボディソープなどを使うと、皮膚に染みて刺激を感じてしまうもの。
KADASONはカンジダ治療中でも使えるよう、デリケートゾーンを守る成分を配合。

肌への刺激を抑えつつ、デリケートゾーンを清潔に保つことができます!
通院不要&処女でも内診なし!自宅でカンジダを検査する方法

今回紹介した内診の流れのように、カンジダの診断までは膣洗浄や膣錠の挿入などの膣内への内診がメインになります。

精神的な負担は大きく、処女や膣へのもの入れに抵抗がある方だと恐怖心すら感じます…。
そこでおすすめなのが、予防会の検査キット!
自宅で分泌液等を採取し、郵送で性感染症などを診断できるキットです。
膣分泌物を検査する以上どうしても膣にものを入れる必要はありますが、採取には綿棒を使用するため、恐怖心は大幅に軽減できます。

膣口を広げて挿入、めっちゃ怖いですよね…!
綿棒なら「入ってる感」も少なく、医療機器よりもリラックスして挑めます。
カンジダと同時に、自覚症状の少ない性感染症・クラミジアや淋病も検査できます。
・女性セットA(HIV・梅毒・B型肝炎・クラミジア・淋病・カンジダ)
・女性セットC(クラミジア・淋病・カンジダ)
・4種セット(クラミジア・淋病・カンジダ・トリコモナス)
中身がわからない梱包で実家暮らしでも安心して利用でき、保険証不要のため記録にも残りません。
ひとつでも当てはまる方は、ぜひ「検査キット」を活用してください!
- 内診が怖すぎて婦人科に行けない
- カンジダを疑ってるけど、婦人科に抵抗がある
- 親に知られずに性病検査したい
- 病院に行く時間がなかなか取れない

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